AL KHAWKHAH, YEMEN
メインサイトを立ち上げてから昨日で丸8年が経過し、今日から9年目に突入しました。
旅行記の更新は止まったままですが、こだわり続けてきた黒背景を白地に変えたり、デザインを一新したりと、地味ながらも続けてきましたし、これからもゆるゆると続けていこうと思っています。
人とは違うディープな旅をするでもなく、土地の人の素顔に迫る写真が撮れるわけでもない。笑わせるネタを豊富に持っているわけでもないし、喜怒哀楽を面白おかしく書くのも苦手。平凡な、だけど自分にとってはかけがえのない旅。その道すがら通り過ぎていった忘れ得ぬシーンのかけらを、湧いてきた心象とからめながら、淡く、せつなく、ちょっぴりロマンチックに綴っていけたなら。その中から、空気感と共振が静かに伝わったなら。そんな風に思っています。
美しくて、ロマンチックで、どこか寂しげで、哀しくて、せつなくて、胸がきゅんとなるような、
そんな空気感あふれる旅写真を撮りたい、文章を綴っていきたい。
こんなことを恥ずかしげもなくぬけぬけと書けてしまうのは、年を取って厚顔になったからかもしれません(笑)。あるいは、いい年して「青さ」が抜けていないからなのか。まあどっちでもいいです。実際のところ、もっと違う写真や文章を志向、模索したい気持ちもあるにはあるのですが、最近になってなんだかふっきれました。「ロマン」、「哀愁」、「せつなさ」、「空気感」をさらに追究していこう、と。
当ブログの「ABOUT」にも掲げていますが、作者不明のこういう言葉があります。
“Life is not measured by the number of breaths we take, but by the places and moments that take our breath away.”
「人生の価値は、息をした回数ではなく、場所や瞬間に息を奪われた回数によって測られる」
要するに、人生は長さじゃなくて心の豊かさだよ、素晴らしいシーンにどのくらいたくさん巡り会えたかだよ、っていうことですね。この金言に従って、見る人の息と心を奪うような「せつない系旅サイト」を目指していくので、これからもよろしくお願いします。
上の写真は、イエメンのホーハという小さい漁村で撮ったもの。背景は紅海。名前とはうらはらなコバルトブルーと、青年の赤いシャツのコントラストが鮮烈な印象をもたらしました。イエメンというとサナアやシバームの摩天楼がまず思い浮かびますが、こういう海の光景もまたイエメンならではです。旅行記がモカ、ホーハまで進めば海辺の写真もたくさん登場させることができるのですが。
2009年5月7日
>サミーさん
ありがとうございます。いつのまにか9年目です。
今も交流が続いている先輩サイトさんの数も年々減ってきてしまい
寂しい限りですが、サミーさんのサイトはそんな数少ないサイトのひとつです。
刺激、欲しいですね。最近はよっぽど強くないと刺激と感じなくなってしまい
困っています。マンネリを脱して新しい何かを求める姿勢が必要なのかも。
ロマンと哀愁を失わず、新しいことにも挑戦していきたいですね、お互いに。
2009年5月4日
久方ぶりの書き込みですがちょくちょくと拝見はしていました。
まずは遅ればせになってしまいましたが、9年目突入おめでとうございます。
個人的感想では白基調のサイト・スタイルはシンプルかつ映えますね。
それももちろん、質あってのものなのであずま川さんの目指す方向に十分に満たしていると思いますよ。
こういうのもなんですが、旅は続けて行きたいし続けて行くと、どうしてもマンネリ化したどこかポカァ~ンとしたものを感じてしまうことがあります。
>「ロマン」、「哀愁」、「せつなさ」、「空気感」をさらに追究していこう、と。
同様に。そして「刺激」も求めたいです。
これからもお互いに良き旅を!!
2009年5月3日
>sindbadさん
ありがとうございます。
もっと切ない空気感あふれる旅写真を撮っていきたいです。
これからも穏やかにやっていくのでこれからもよろしくお願いします。
2009年5月1日
9年目、おめでとうございます。
あずま川さんのサイトやブログを拝見していると、とても穏やかな気持ちになれます。
これからも楽しみにしています。
2009年4月25日
> barramedaさん
ぼくがサイトを始めた頃にはすでに素晴らしい旅サイトがたくさんあったので、
後発組という意識でずっといたのですが、先輩サイトさんが次々と店じまいしてしまい、
自然に前に上がってきてしまって・・・なんかいやですね。真ん中後ろくらいにいるのが
いちばんいいです(笑
初めてカオサンに宿を取ったのも10年以上前になってしまいましたが、その頃は
そんなにネオンも派手じゃなかったですよね。ジュライホテル時代にまで
さかのぼればもっと怪しくてゆったりしていたのでしょうね。
ぜひぜひ、チャオプラヤーかメコンのほとりで杯を酌み交わしたいです。
2009年4月24日
9年目なのですね、長いですね〜
僕の勝手な解釈ですが、その頃はまだ今と旅をする人達の感じも違っていたような気がします。
カオサンもネオンがほとんどなくて、妙なコンビニな一軒あるだけの頃は今よりもとつとつとした旅行者が多かったような。
あづま川さんの写真と文章はその頃の旅のペースを思いださせてくれます。
これからも応援しております。透明感のある写真を見せてください。
そして近いうちにビールを御一緒しましょう!
2009年4月23日
>puchioさん
そうですね、空気をダイレクトに感じてもらえるような文章と写真を目指していきたいです。
無理やり、ですか(笑 でも子連れでイエメンって楽しそう。
イエメン人に絶対に可愛がってもらえるしね。そんな日が早く来るよう
すこやかな成長を祈ってますよ。 一眼デビューも期待しています!
2009年4月23日
>キョヤジさん
早いもので、8年がたってしまいました。
中堅、あるいはベテランの域に足を踏み入れちゃうのかな。
迷いもあったのですが、今は、このスタイルに磨きをかけていきたいな、と。
2009年4月23日
>眞紀さん
仕事にうずもれている今になって、南インドのあの穏やかな流れが
身に染みているこの頃であります。
サイトの方も彼の地のようにゆるゆるとこれからも続けていきます。
リクエストがあればどこでも代わりに行ってきますよ(笑
2009年4月23日
>armyさん
素敵なコメント、うれしいです。
ほく自身も、行間から情景が浮かび上がってくるような、
静かで抑制の効いた文章が好みなんです。
っていうか、面白い文章が書けないだけなんですけどね。
ゆるゆるとやっていきますけど、これからも机上旅行を楽しんでいってくださいね。
2009年4月23日
いつ見てもいい写真。
私は言葉足らずだから、こういうネタっぽくない旅の写真の
表現の仕方って好きだな~。言葉で理解するより空気を感じる
方が個人的に癒されます。
いつか子供をイエメンに連れていってあげたいです、無理矢理?w
後は、一眼デビューしたらあづま川さんに撮り方教わりたいw
2009年4月23日
8周年ですか、おめでとうございます。
ま、何ですよ、彼の地への想いが伝われば良いのではないかと。
それは十分に達成できているのでは?
これからも「あづま川スタイル」で。(微笑)
2009年4月23日
旅サイトのますますのご活躍を期待しています。
なぜか行ってきてほしいところにばかり行ってきてくれるあづま川さん。
とてもうらやましく、うれしい。
2009年4月22日
こんばんは!
すごく素敵なコントラストですねぇ♪ 見入ってしまいました。
あづま川さんの綴る旅の記録、私とっても好きです。^^
上手く言えないけど、ゆったり静かな文章だから自分の頭の中に
いろんな景色が浮かびやすくて机上旅行?空想旅行?しやすいんですよ。
だからトリップしたくなった時にはもってこい!写真も素敵だし。
のんびり待ってますね、続き♪