インドの中のチベット世界と形容されるラダック。数年越しの願いがかない、その中心都市のレーに降り立って今日で2日目になりました。
レーの標高は、富士山の頂上とほぼ同じ。平地のデリーから飛行機でいきなり足を踏み入れた旅行者の多くを待ち受けているのが高山病。ぼくもしっかりとやられました。昨日は到着当初はなんともなかったものの、午後から強烈な頭痛と悪寒に襲われ、ベッドでダウン。つらかった・・・。が、親切な宿の主人からもらった高山病の薬のおかげもあり、一夜明けた今日は歩き回れる程度まで回復しました。とりあえず一安心といったところ。
2日目の今日は、レーの中心にあるゴンパ(僧院)へ向かいました。ダライラマ法王がこのゴンパを訪れ、先月この地を襲った洪水の犠牲者の供養を行うと聞いたからです。ゴンパの入り口付近は人の山になっていました(境内に入れるのは犠牲者の近親者のみでした)。10時から待ち続け、13時にようやく法王を乗せた車がやってきました。押し寄せる人の波にもみくちゃになりながらも、わずか3メートル先を通り過ぎていく法王のお姿を拝することができました。訪問の目的を考えると喜ぶのも不謹慎ですが、このレーという地でダライラマのお姿を、初めて、しかも間近で目にすることができたことは素直にうれしかったです。
9月のラダック地方は天候が不安定なのか、曇りがち。今日も15時くらいになってようやく青空が顔をのぞかせてくれました。そんな天気のせいもあり、今日もレーで無理せずゆっくりしています。明日はヘミス、チェムレ、ティクセとゴンバを巡ってきます。明日こそは澄み渡る蒼天を見てみたい。あさってからはラマユル方面に足を延ばす予定。
例年この時期に開催されるラダックフェスティバルは洪水の影響で中止になってしまいましたが、それでも観光客は意外と多いと感じます。日本人もけっこう見かけますが、不思議なのは、そのほとんどが女性だということ。しかもデジイチ所持率異常に高し。負けられません(笑)
ということで、ではでは。
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