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イエメン:ジブラの女の子

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PENTAX MZ-3, FA77mm Limited, FUJI RVP F ノートリミング

林立する土色の家々のわずかな隙間を縫うように、急な坂道を上っていく。その途中、緑色の服をまとった女の子たちと出会う。学校帰りらしい。なにげなくカメラを構えてみる。「キャー」という笑いとも悲鳴ともとれる声を上げて逃げ去ってしまう。が、ある程度離れたところで立ち止まると、はにかみと好奇心が入り交じった笑顔で、こっちの出方をうかがっている。恥ずかしいけれど、撮られてみたいかも。そんな揺れ動く感情が見え隠れしている。その後も、逃げては立ち止まりを何度か繰り返しては、ひそひそ話し合っている二人。好奇心には勝てなかったのか、最後には、二人の方からカメラに収まってくれたのであった。まんざらでもなさそうな表情が印象的だった。

イエメン:ジブラの町並み

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ジブラの旧市街へのアプローチは劇的で、印象的だ。ホテルがある集落のはずれから、ワディ(枯れ川)にかかる橋を渡り、石段を上っていく。小高い丘にたどり着くと、背の高い家並みのあいだを延びる石畳の小道を歩いていく。レンガ造りの家は赤茶が基調だが、ときどき真っ白に塗られた壁が出現してハッとさせられる。家々を見上げながらしばらく歩くと、次第に視界が開け、正面の丘を覆う無数の家が目に飛び込んでくる。予想だにしなかった壮観に、思わずおーっと叫び声を上げてしまう。

ひときわ目を引くのが、屹立する2本の不揃いのミナレットだ。一方は真っ白、他方は茶色で装飾が施されていて、形も微妙に異なっている。この奇妙なアンバランスさが、印象度をひときわ高いものにしている。また、押し合いへし合いするように山すそにへばりつく古びた家並みも素晴らしい。どこかヨーロッパの丘の村をイメージさせるたたずまいに、隠れ丘上都市マニア(?)の血が騒ぐ。入り口に立った時点で、古都ジブラが気に入ってしまったのであった。

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PENTAX MZ-3, FA77mm Limited, FUJI RVP F ノートリミング 

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