
Old Leh, Ladakh / RICOH GR21, FUJI NEOPAN 100 ACROS
つい数年前までは、カメラやレンズとともに、数十本のカラー&モノクロフィルムを背負って旅に出るのが普通だった。出発前夜、ガイドブック類などに加え、これらの機材をどうにか詰め込んだ機内持ち込み用のデイパックはパンパンに膨れあがっていた。
デジタル一眼をメインに使うようになった今はどうだろう。詰め込むフィルムの量が後ろめたさを覚えるほど減ってしまった分、デイパックのスペースに余裕はできただろうか。たとえば、この前のラダックの旅に持って行ったフィルムの本数は、リバーサルとモノクロ合わせてほんの数本。けれども、代わりに充電器や予備の充電池を携えていく必要が生じたから(しかもK-7とNEX-5用に1セットずつ)、かさばり具合は実はそれほど変わっていない、というのが現状だ。
理想の旅のスタイルは「Travel light」(身軽に旅する)だとひそかにあこがれてはいるけれど、このままではあこがれのまま終わってしまう可能性が高そうだ。カメラをやめろというのもちょっとできない相談だしね。





