
イエメン、タイズ近郊の棚田。
丘の上に建つレンガ造りの家々と一体となった景観は東南アジアの棚田とは違う印象を与える。
ぶらぶら歩いていたら、そこに住んでいる人に呼び止められて、お昼をごちそうになって、
カートをいっしょに噛んだりもして。のどかでやさしい場所だった。
雨期に訪れればもっと青々とした表情に出会えるはずなので、今度はその季節に行ってみたい。

棚田を撮っていたら、ぼくらも撮ってくれと・・・。

イエメン、タイズ近郊の棚田。
丘の上に建つレンガ造りの家々と一体となった景観は東南アジアの棚田とは違う印象を与える。
ぶらぶら歩いていたら、そこに住んでいる人に呼び止められて、お昼をごちそうになって、
カートをいっしょに噛んだりもして。のどかでやさしい場所だった。
雨期に訪れればもっと青々とした表情に出会えるはずなので、今度はその季節に行ってみたい。

棚田を撮っていたら、ぼくらも撮ってくれと・・・。

Kota Bharu, Malaysia
お正月は読書三昧で過ごそうといつも思うものの、今年も元日はなんやかんや忙しくて(といっても飲んで食ってテレビ見てただけ)、さすがにこのまま終わってはイカンと思い、沢木耕太郎の『旅する力』を読んでいます。
昨年の正月はジャック・ケルアックの『路上』を読んで、本年のテーマは「路上」でいこうと決めました。今年もそれを踏襲します。『旅する力』を読んでいるから、本年の個人的なテーマは「旅する力」にします。今決めました!
昨年のクリスマスイブに放送された「MIDNIGHT EXPRESS 天涯へ 2008」で沢木氏がこんなようなことを語っていました。「現代は、父親のように生きればとりあえず安心だとか、あの人のように働きさえすれば大丈夫だとか、そういうロールモデルがまったく存在しない厳しい時代である。あるべき生き方は自分自身で築いていかざるを得ないのだ……」。親としての役割、サラリーマンとしての生き方、あるいはぼくのようなフリーランスにとってのビジネスモデル。先達が立派に果たしてきた役割、築いてきたモデルが当てはまらなくなりつつある時代が、未曾有の不況の中、本格的に到来するのでしょう。そんなモデルなき混迷の時代を生き抜くにあたってまず必要なのは、一度じっくりと自分を見つめ直すこと。自分の強みを知ること、自分がどう生き、世の中でどんな役割を果たしていきたいのかを再確認することかな、と。それらをふまえて、これからなすべきことを見極め、ひとつひとつ、一点突破でクリアしていくことが大切なのだと思います。
それが、先の見えないこれからの時代を「旅する力」の出発点となるのではないでしょうか。なんだか強引に「旅する力」に結び付けてしまった感じですけど、実際、そんなことをこのところ考えていたのは事実です。自分の強みと力を確かめる、蓄える、そして試す年にしたい。その意味での「旅する力」。
もちろん、本来の意味の「旅する力」も養いたいと思ってます。
旅の候補地はいくつか心の中にありますが、例によってこれは秘密。
ところで、『旅する力』を読んでいたところ、ポール・ニザンの『アデン、アラビア』からの引用が登場し、そういえば、と思い出したことがあります。たしか先月、イエメン旅行記再開します、次はアデン編ですとこのブログに書いたことを……。ものの見事に忘れていました。とまあ、こんな調子で、今年もこのブログはいい加減にやっていきます。マレー半島旅行記も、上の写真のコタバルまでたどり着けるかどうか。スローに進行していくので、気がついたときにでもふらりと立ち寄ってもらえればうれしいです。