
豊かな大地に覆われ、豊かな海に囲まれた南インド。当然、食も豊かだ。
そうした豊かな食文化を味わうことが、南インドの旅の隠れた目的だった。
隠れた、と言うとウソになるか。えー、あからさまな目的のひとつだった(笑
ということで、彼の地で食べたものをひとつずつ紹介していきたい。
まずは、イドゥリ。米と豆の粉から作る、南インド風蒸しパン。ふんわか、もちもち。これにサンバル(豆と野菜カレー)とチャトニ(ココナッツベースのスープ)をかけて食べる。朝の食堂は、イドゥリをむしゃむしゃと食べている庶民であふれる。南インドの朝食光景を彩る一品。
写真は、バックウォーターの旅の基点となるアレッピーの食堂で食べたイドゥリ。1セット2つか3つが普通だと思っていたら、4つも出てきた。いつもならうれしくなり、ぺろりと平らげるところを、このときは連日の酷暑と疲労のせいで食欲が失せていたので、3つ食べたところでギブアップ。今になって、あの1個が無性に心残りに思われてならない。あのイドゥリ、食べたかった……。
パナジ ― フロンティンハス地区

GX100
ゴアの州都パナジ。
静けさ漂うフロンティンハス地区。
青い空。青い壁。青いアズレージョ。
肌を焦がす強烈な昼下がりの陽光。
愁いと懐かしさを誘う色と光に包まれて、インドの中のポルトガルを歩く。
