4冊目のパスポート

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この10年間、いっしょに各地を旅し、スタンプが押されるたびに履歴が刻み込まれていったパスポート。それなりに愛着も湧いていたそんなパスポートも、今年の秋についに期限切れを迎える。空白ページも残りわずかとなった。ということで、先日、更新手続きを行い、新しいパスポートを受け取ってきた。これで4冊目となる、旅の新しいパートナーである。

10年ぶりの更新を機会に、1冊目と2冊目のパスポートをごそごそ探しだし、失効したばかりの3冊目と並べて、ページをぱらぱらめくってみた。うーん、懐かしい。若々しい自分の写真も懐かしい、というかとても恥ずかしいのだけど(笑、なにより、各ページに押されたさまざまな形のスタンプを見ていると、これまでの自分の旅の軌跡と、それを取り巻く世界情勢の移り変わりが浮かび上がってきて、懐かしさが込みあげてくる。そこで、過去3冊のパスポートの中から、印象的なスタンプをピックアップしてみた。

真夏の夜にはヴィーニョ・ヴェルデを・・・

ポルトガルでは、食事のときに発泡酒のヴィーニョ・ヴェルデをよく飲んだ。
もともとお酒はそれほど強いほうではなく、レストランに入ってもミネラルウォーターだけですませてしまうこともあるくらいなのだけど、「緑のワイン」を意味するこの発泡酒は、緑のイメージそのままに口当たりがとても爽やかで飲みやすく、夕食のときはほぼいつも注文していた。ファドの哀しくて重い調べにも意外とぴったりだった。

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リスボン、バイトアルト地区のファドレストランにて

蒸し暑い夜が続くようになった今日この頃、あの爽快な喉ごしを再び体感したくてたまらなくなってきた。とはいえ、ヴィーニョ・ヴェルデはそこいらのお店で手軽に買うことはできない。そこで、Yumiさんのblogの記事にあったネットショップから2本購入してみた。

宅配便で届いた昨日の夜、さっそく飲んでみた。もちろん、キンキンに冷やして。銘柄はガタオ。ラベルがネコというところが、ネコ撮り派としては気に入った。そして肝心の喉ごしは・・・。爽やかで、軽やか。たまらない。ついクイクイいってしまった。仕事が残っていたのだけど。

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もちろん、今宵もこれから飲むつもり。
しかし、2本じゃ足りないよなあ。また注文しなくては。

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