新しい旅カメラ

久しぶりの更新。気がつけば前回の投稿からまるまる半年も。昨秋から仕事(IT/Web系の翻訳)に関してよい変化が訪れ、その波に乗るべく仕事に集中していたせいなのだけど、ようやく一息つけるようになった。

一息ついたところで気が緩んだのか、インフルよりたちの悪い「カメラ買いたい病」が発症してしまい、新しい旅カメラを購入した。

もともと、過去記事「Night in Hoi An (2)」にも書いたように、重くてかさばる一眼レフから、より軽量なカメラに移行したいと考えていた。以来、小型かつ写りが犠牲にならない旅カメラを探し求めていたところ、自分にとって現時点でベストと思える一台がようやく見つかり、買いたい病の発症とあいなった次第。その結果手元に来たのが、FUJIFILMのX-T1

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X-T1を選んだ理由は、ぼくのような世代には親しみのあるダイヤル主体の操作系と、デジタルカメラとしては世界最大のファインダー倍率を実現した大きく見やすいEVF。液晶もチルト式で便利だし、防塵防滴仕様というのもアジア旅にはもってこい。さらには、FUJIFILMならではの定評ある絵作りや、高性能なレンズ群にも惹かれた。

使い始めたばかりで、まだ近所しか撮り歩いていないのだけど(下の写真)、満足度はかなり高い。これから撮り歩きが楽しみな季節になっていくので、少しずつ慣らしていきたい。あとは、レンズの充実。Xシリーズ用のレンズはX-T1に付属のズームしか今のところ持っていないので、これから単焦点を少しずつ揃えていく予定。まずは定番の35mmを買うつもり、購入資金を確保するため手持ちのレンズはほとんど売っちゃうのでお金はそんなにかからない・・・はず。

次の旅には、このX-T1をメインに据え、昨年から使っているSONYのNEX-6をサブとして携えていくつもり。ミラーレスカメラのコンビで、これまでとは少し違った角度と視点で旅の出会いを撮っていけたらいいなと思っている。

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Night in Hoi An (2)

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ホイアン名物、揚げワンタン。
ビールのつまみにピッタリ。
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SONY NEX-5N, Contax Carl Zeiss Distagon T* 28mm
毎夜飲んでいたビアサイゴン。今宵は、町外れにある屋台で。
静かに流れる川。対岸には、ホイアンの古い町並みが灯りに照らされてたたずんでいる。
 
                *   *   *   *   *  
久しぶりにカメラ話など。
ベトナムの旅にはサブカメラとしてNEX-5Nを持っていった。高感度番長と呼ばれるだけあって、特に夜の撮影では活躍してくれた。反対に日中の撮影では、ビューファインダーが内蔵されていないことに不便さを覚えた。というわけでつい先日、電子ビューファインダーが内蔵された上位機種のNEX-6に買い替えた。手動でのピント合わせはファインダーを通したほうがずっとやりやすい。買い替えて正解。一昨年はNEX-5、昨年はNEX-5N、そして今年はNEX-6と1年ごとに買い替えていることになる。来年にはついにフルサイズのNEXが発売されるというウワサがある。発売されたらまた買い替えてしまうかも。
今年はメインカメラも買い替えるつもりだ。フィルムカメラ時代を含め、これまでNIKONとPENTAXの一眼レフをメインで使ってきたけれど、かさばる一眼レフを気合を入れて持ち出すのはそろそろやめにして、もう少し軽量なシステムで旅したいと本気で思い始めたからだ。新しいメインカメラの第一候補は、FUJI X-E1。コンセプトも画質も好みだし、レンズも評判が高い。また、X-E1もNEXも、マウントアダプターを付ければ、NIKON、PENTAX、Lマウントなどの手持ちのレンズ資産を活用できるというのも大きなメリットだ。
メインにX-E1、サブにNEX-6。これらに加えて広角系のコンパクトカメラがあれば理想的だ。SIGMA DP1 Merrillか、もうすぐ発売になるRICOH GRがあれば完璧といえる……いや、3台体制になってしまったらまったく軽量化にならないではないか。これは我慢して断念しよう。でも、新しいGR、欲しいなあ。いや、買わないけど。買いませんったら買いません。たぶん、おそらく……。

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