新しいサブカメラ

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SONY NEX-5 + VOIGTLANDER SUPER WIDE-HELIAR 15mm

すっかり鳴りを潜めていた「カメラ欲しい病」がなぜだか急に再発してしまった。メインカメラとして使っているPENTAX K-7の新しいバックアップ兼サブカメラが欲しくてたまらなくなった。コンデジより写りがよく、それでいて邪魔にならない手頃なカメラがいい。思い立つとガマンできず、先日とうとう買ってしまった。SONY NEX-5を。

RICOH好きとしては購入候補として真っ先にGXRが浮かんだのだけど、予算的にどうにも手が届かないのであきらめた。次に食指を動かされたのはフォーサーズのミラーレス機。PEN E-PL2やLUMIX GF2なら後継機が発表または発売になったこともあって価格的にも買いやすくなってきているからだ。が、購入まで踏み切る「何か」が足りなかった。そんな中、NEX-5購入の決め手となったのは、後継機種の噂で価格が下落していたこともあるが、なんといってもコンパクトボディーにAPS-Cサイズの高性能センサーを搭載していること。さらに、マウントアダプターを付ければ、手元にあるニコンやペンタックス、Lマウントのレンズが使える、つまり、これ1台で既存のレンズ資産を有効活用できることだった。これは大きい。

というわけで、買ってきたNEX-5を取り出すやいなや、付属のレンズは取り外して、ここ何年か出番のなかったスーパーワイドヘリアー15mm を装着してみた。カッコイイではないか! まるでNEXのためにデザインされたかのようなフィット感。

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もちろん、PENなどのフォーサーズ機でもアダプターを付ければ同じようにフィルムカメラ用レンズを使えるのだけど、残念なのは、APS-Cカメラよりセンサーサイズが小さいため、35mm判換算の焦点距離が2倍になってしまうこと。たとえば、スーパーワイドヘリアーを付けると 15×2=30mm となり、いたって普通の広角レンズになってしまう。その点、NEX-5に付ければ1.5倍の約23mmとなり、狭くなるとはいえ依然として超広角の画角を楽しめる。この差は大きい。

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続いてPENTAXのDA21mm LIMITEDを付けてみた。この組み合わせもなかなか似合う。NEXにDA21mmを、K-7にFA43mmを付ければ、レンズ交換の手間なしで広角と標準の両画角を描写性にすぐれたLIMITEDレンズでカバーできる。しかもかさばらずにすむ。K-7とNEX-5の2台体制、気に入りそうだ。

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9月の旅にはこの2 台+フィルムカメラを携えていくつもりでいる。昨年に続いて彼の地への旅に。また行くつもりです、蒼穹のラダックへ。

旅とか歯医者とか

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Katmandu, Nepal /HOLGA 120S, KODAK 400TX

一番奥の歯の詰め物がポロリと取れてしまった。ラダックへと旅立つ前夜の夕食中のことだった。

信じられない。どうしてこんな最悪のタイミングで取れるわけ? そういえばこの奥歯、前にも詰め物が取れたことがあったっけ。記憶をさぐってみる。それはおよそ3年前、イエメンに旅立つ直前のことだった。忘れてたけどブログに記事をしっかり書いていた。前回も旅の前、そして今回も旅の直前に。偶然? 日頃の行いのせい? いや、これは吉兆ではないのか? いやいや、何か恐ろしいことが彼の地で。谷底に転落とか……。翌朝、不安を抱きつつ旅立った。幸い、ラダックでは辛いカレーを食べても甘いチャイを飲んでもなんともなく、悪いことも起こらず無事帰国した。唯一、高山病で苦しんだくらいか。症状が予想外に長引いたのはひょっとしたら詰め物が取れたせいかもしれないが、そんな程度で済んだのだから良かった良かった……で落着すれば本当に良かったのだけど、そうはいかなかった。ぜんぜん良くなかった。そんな程度では済まされない事態がこの後に待ちかまえていた。

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