クマリの館
窓の精巧な木彫りは一見の価値あり、だけど、ぼくの目はこの白獅子くんに引きつけられた。
白牛、白象もいいけど、白獅子にも萌える。
ちなみにクマリの少女とは今回も会えず。
Walk On
今回のネパールの旅は、よく歩いた旅だった。
ネパールを訪れた旅行者の多くがトレッキング等で長い距離を歩くし、ぼく自身もミニトレッキングを楽しむつもりで訪れたので、歩く旅になることはわかっていたのだけど、それは雄大な山々や点在する村々が織りなす風景を期待してのことであって、まさか町と町の間をこんなにも歩くとは夢にも思わなかった。
そうなったのもマオイストによるバンダ(スト)のせいであって、自らの意志ではないところがいささか悔しく、それがちょっぴり疲労を濃くした感があるけれど、そのぶん、バスやタクシーでは見過ごしてしまったであろう町のなにげない光景との出会いに恵まれたことはよかった。
歩きすぎて疲れた脚は、帰りに立ち寄ったバンコクでたっぷりマッサージを受けてほぐしてきた。体重が落ちたのもうれしい。もっとも、この1週間ですっかり元にもどってしまったが。
ネパールで感じたこと、考えたことはたくさんあるのだけど、まだ自分の中でまとめきれていない。もう少し整理する時間が必要かもしれない。