ベトナム中部の古都、フエにはフエならではの名物料理がある。そのひとつが、コムヘン(Com Hen)。Com は「ご飯」、Hen は「シジミ」。すなわち、シジミご飯。
超小粒のシジミ、香草、ナッツなどがたっぷり入ったご飯に、シジミのだし汁をかけたもの。お茶漬け感覚でさらさらと食べられる。男性なら一杯では物足りないと思うので、そのときは躊躇せずおかわりを。
ラダックはおいしい(1)
ホームステイの醍醐味のひとつは、なんといっても、その土地ならではの手料理を、作る過程を含めてじっくりと味わえること。
前回の記事で紹介したストックのホームステイ先「にゃむしゃんの館」では、朝、夕、場合によってはお昼と、手作りのラダックの味を存分に堪能させていただいた。
料理の煮込みに使われるのは、伝統的な石鍋。重たいし、洗うのも大変だけど、ふつうのお鍋より味が格段に深くなるそうだ。また普段は便利なガスコンロを使うそうだけど、牛糞を燃料として使う昔ながらのかまども横にしっかりと鎮座している。
できあがったのは、スキウというラダック料理(スキウだと記憶しているのだけど、勘違いだったらご指摘ください → 「チュタギ」かも、という情報をさっそくTwitterでいただきました)。小麦粉を団子状にしたものを野菜と煮込んだもの。素朴だけど体があったまり、お腹もふくれる。これぞ田舎料理。
そしてモモ。
あつあつをほくほくと。
話は変わるけど、前回の記事「ストックでホームステイ」を投稿した数日後、NHK BS1の「ワールドWAVEトゥナイト」という番組でラダックに関するトピックが取り上げられた。ラダックの伝統的な街並みをどのように守っていくか、その取り組みを紹介するというもので、ちょうど前回の記事で古民家の現状と再生について触れたあとだったので偶然の関連性に驚き、強い興味を抱いて観た。そこでさらに驚いたのは、ぼくがホームステイした「にゃむしゃんの館」の室内のカットが映ったことだ。正確には、映ったような気がすること、だ。夏にNHKが古民家再生に関する取材に来たという話を「にゃむしゃんの館」の悦子さんから聞いていたので十分にありえることなのだけど、録画してなかったので確認できていない。もしこの番組を録画した人がいましたら、前回の記事に掲載した4枚目の写真と見比べてみてください。もしそっくりだったらどうか教えてください。