ブルーモスクを望む宿

Istanbul, Turkey – FUJIFILM X-T1 + XF18-55mm

イスタンブールで最初に泊まった宿からは、ブルーモスクを間近に望むことができた。あまりにも間近なので、ふいにモスクから放たれるアザーンの響きに打たれたときにはドキッと驚く。その驚きは心地よいものだった。その驚きこそ、旅の始めに求めていたものだったから。トルコを訪れるのは十数年ぶり、イスラム圏を旅するのも何年ぶりになるだろう。まずはアザーンの響きに思い切り打たれてみたかった。打たれるたびに、旅に出たのだという実感がじわじわ深まり、日常を忘れて旅に入り込んでいける気がした。

話を変えて、トルコの旅に持って行ったカメラについて少しだけ。今回の旅カメラは、2台のミラーレスにした。メインは、FUJIFILMのX-T1(レンズは18-55mmと35mm)。サブは、CANONのEOS-Mにした(レンズは22mmと11-22mm)。EOS-Mは、NEX-6からの買い換え。当初はX-T1とX-E2(夏のキャッシュバックキャンペーンにつられて買い増ししてしまった!)のXコンビを携えて旅に出ようと思っていたのだが、最終的にこの2台の組み合わせになった。なぜこの組み合わせに至ったのかについては、また別の機会に。

コンパクトなミラーレス2台セットは省スペース化に貢献。ショルダーバッグは以前より軽くなり、フットワークも軽くなった。以前より重くなったのは体重くらい。しかも旅行中いくら歩いてもいっこうに軽くはならずで、こればかりはもうしょうがないのかなあ。

新しい旅カメラ

久しぶりの更新。気がつけば前回の投稿からまるまる半年も。昨秋から仕事(IT/Web系の翻訳)に関してよい変化が訪れ、その波に乗るべく仕事に集中していたせいなのだけど、ようやく一息つけるようになった。

一息ついたところで気が緩んだのか、インフルよりたちの悪い「カメラ買いたい病」が発症してしまい、新しい旅カメラを購入した。

もともと、過去記事「Night in Hoi An (2)」にも書いたように、重くてかさばる一眼レフから、より軽量なカメラに移行したいと考えていた。以来、小型かつ写りが犠牲にならない旅カメラを探し求めていたところ、自分にとって現時点でベストと思える一台がようやく見つかり、買いたい病の発症とあいなった次第。その結果手元に来たのが、FUJIFILMのX-T1

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X-T1を選んだ理由は、ぼくのような世代には親しみのあるダイヤル主体の操作系と、デジタルカメラとしては世界最大のファインダー倍率を実現した大きく見やすいEVF。液晶もチルト式で便利だし、防塵防滴仕様というのもアジア旅にはもってこい。さらには、FUJIFILMならではの定評ある絵作りや、高性能なレンズ群にも惹かれた。

使い始めたばかりで、まだ近所しか撮り歩いていないのだけど(下の写真)、満足度はかなり高い。これから撮り歩きが楽しみな季節になっていくので、少しずつ慣らしていきたい。あとは、レンズの充実。Xシリーズ用のレンズはX-T1に付属のズームしか今のところ持っていないので、これから単焦点を少しずつ揃えていく予定。まずは定番の35mmを買うつもり、購入資金を確保するため手持ちのレンズはほとんど売っちゃうのでお金はそんなにかからない・・・はず。

次の旅には、このX-T1をメインに据え、昨年から使っているSONYのNEX-6をサブとして携えていくつもり。ミラーレスカメラのコンビで、これまでとは少し違った角度と視点で旅の出会いを撮っていけたらいいなと思っている。

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