森山大道 vs HOLGA ほか

発売されたばかりの『moriyama daido t‐82』、本日ジュンク堂で見つけ、
さっそく購入してしまいました。

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写真集の帯にはこうあります。

森山大道 対 HOLGA   写真界のカリスマ対カルトカメラのカリスマ!

見るものは、これがトイカメラで撮られ、しかもポラロイドフィルムで撮られていることに、衝撃を受けるだろう。カメラはどんなカメラでもかまわない、写したいという欲望があれば、写真は写ってしまう。トイカメラを使いながらもアッジェを彷彿とさせる荻窪、恵比寿、池袋。……

こんな文句を目にしたら、HOLGA使いとしては食指が動かないわけはないでしょう。
まだパラパラとめくった程度ですが、「HOLGAで撮っても、森山大道は森山大道だなあ」というのが第一印象。こんなダメダメカメラでも、いや、ダメダメだからこそ、撮り手の個性や感性、視点がいや応なくさらけだされてしまうのかも。

この写真集の出版に合わせて、青山ブックセンターでは写真展「MoriyamaDaido t-82」が開催されています。Holga(PolgaSun – Holga120GCFN -)で撮影された原版ポラロイドを展示しているとのこと。足を運ぼうと思っています。詳しくは、森山大道オフィシャルサイトで。

池袋ジュンク堂の同じフロアにある写真集のコーナー(広い)をついでにうろついてみると、トイカメラ専用の棚が確保されていて、HOLGA本体まで売っているのですね。びっくり。今年発売されたHOLGA関連の書籍もたくさん置いてありました。その代表的な書籍といえば、『We Love HOLGA―きまぐれトイカメラの使い方』でしょうか。じつはこの書籍には、ぼくの写真も1枚名前入りで掲載されています。書店で手にとったら探してみてください。

今日買ったもう1冊の写真集は、『In-between 8 鬼海弘雄 ポルトガル、マルタ』。In-betweenシリーズはどれもそそられますが、これを選んだのは、ポルトガルが行きたくて今年訪れた彼の地であり、マルタが行きたいけどまだ見ぬ彼の地だから。こちらは、寝る前にジャズでも聴きながらゆっくり眺めるつもりです。


moriyama daido t‐82


We Love HOLGA―きまぐれトイカメラの使い方


In-between 8 鬼海弘雄 ポルトガル、マルタ

8件のコメント

  1. あづま川
    2006年11月15日

    トルコ→東欧→イタリアとは、とっても魅力的なルートですね。
    クロアチアは一度は行ってみたい国のひとつです。
    おー、モデルにも挑戦中なんですか。
    撮影会とかあったらぜひ参加したいです(笑
    きっと素敵な女性なんだろうなあ。
    撮られる側になってみて初めてわかることも
    いろいろあると思います。がんばって!

    返信
  2. moho
    2006年11月14日

    元気ですよぉ~あずま川さんもお元気そうで何より♪
    つい先日は、トルコ⇒東欧⇒イタリアとまわってきました!
    やっぱりクロアチア最高っす!
    写真とるのにあきたらず、次はモデルにも挑戦することにしました。
    それにしても、やっぱり、いい写真とりますね。ホント羨ましい。やっぱり構図と色に感動します。ホントステキ。
    仕事で忙しいからって、最近ついついさぼりぎみで。

    返信
  3. あづま川
    2006年11月8日

    >moronobuさん
    コメントありがとうございます。
    HOLGA使いのハシクレとして購入してしまいました。
    GR使いのハシクレでもあるので、森山大道作品には前から興味もありましたし。
    冬のヨーロッパ、いいですねー。HOLGA+モノクロがぴったりきそうですね。
    どの国に行くのかわかりませんが、昼間だったら400で十分だと思いますよ。
    秋の夜長は、ジャズですよね。今宵はキースジャレットです。

    返信
  4. moronobu
    2006年11月7日

    あづま川さん、コンバンワ!
     
    先日は僕のサイトにご来訪ありがとうございました。
    一応僕もホルガ使いの端くれとして、ちょっと興味を持ちました。
    今度書店で見てみます。
    年末年始にヨーロッパに行く予定なんですが、
    冬のヨーロッパにホルガを持っていくとしたら、
    フィルム感度は400で大丈夫かちょっと心配しています。
    あづま川さんはジャズがお好きなんですね。
    僕もジャズファンです~。^^

    返信
  5. あづま川
    2006年11月7日

    >ひまわりさん
    『In-between 8』、すでに持っていたのですね。
    鬼海弘雄についてはほとんど知らなかったのですが、
    これをきっかけに氏のインドの写真なども見てみたくなりました。
    >mohoさん
    あ、お久しぶり! お元気でしたか?
    mohoさんも持ってたのですね。
    ポルトガルとマルタ、南欧好きにはたまらない組み合わせですよね。
    >soraさん
    デジが邪道だとも、ポラロイドじゃないとアートにならないとも
    ぼくはぜんぜん思ってません。
    「カメラはどんなカメラでもかまわない」っていうのは、
    デジでも銀塩でも、一眼でもトイカメラでもかまわないという
    意味であって、特定のカメラが邪道という意味じゃあないですから。
    ただ、カメラの基本(露出やシャッター速度など)を学ぶという目的があるなら、
    フィルムが要らないというメリットもあるデジタル一眼を選ぶのは
    理にかなっている思います。情けないなんて思う必要はまったくないですよ~。
    情けないのは、一眼レフユーザーというより、一眼レフ信奉者です。
    コンパクトやトイカメを見下しているカメラオヤヂに多いです。
    いちばん柔軟性と感性の乏しい人たちだと思いますw

    返信
  6. sora
    2006年11月7日

    あずま川さんのように撮れないのはこの安物のカメラのせいだと思い、一眼レフ買うための積み立てを始めたのですが、なんとなく情けなくなってきました。。。機材ではなく、何を撮りたいかという信念なんですか?
    カルティエ現代美術展の「ポラロイド・ポラロイド」は衝撃でした。
    やっぱりアナログカメラじゃないとアートと認められないのでしょうか。デジカメは邪道なのでしょうか。
    あずま川さんの写真を見させていただいてずーと悩んでました。
    IN-between、いずれ全巻買うべくパンフレットだけ、コルクボードに張ってます。。個人的にはボスニアとか見たかった。。

    返信
  7. moho
    2006年11月7日

    お久しぶりです。
    私も
    『In-between 8 鬼海弘雄 ポルトガル、マルタ』持っていますよ!
    大道さんのはちょとみてみたいわ♪

    返信
  8. ひまわり
    2006年11月6日

    『In-between 8 鬼海弘雄 ポルトガル、マルタ』は私も持っていますよ!
    違う人のを買う予定だったんだけど、なんか鬼海弘雄さんの人を撮る時の視線に惹かれて買ってしまいました。

    返信

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