【ポルトガル】 アレンテージョへ

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大西洋に面したアルカルヴェ地方。その中心の町、ファーロを発つ。
目指すは、緑の丘が連なるアレンテージョ地方。その心臓といわれる古都。

                *    *    *

 
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ファーロの旧市街で見かけた伝統的なアズレージョ(装飾タイル)。
青い空、青い海、そしてこの青一色のアズレージョが、旅情を静かにかきたててくれた。
そんな海辺の町ファーロともお別れ。長距離バスに乗り込む。
大西洋をいったん離れ、針路を北へ。

 
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途中のバス乗り場にも、旅心をそそられる素敵なアズレージョが。

 
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海岸線を離れ、内陸部へ。
スペインとの国境に沿うように、北へとのんびり走る。
車窓の向こうに、たおやかな田園光景が広がりだす。
いよいよアレンテージョ地方。

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目の前に現れたゆるやかな丘。
白い街が広がっている。大きい教会もそびえている。
古都エヴォラ。
ハート・オブ・アレンテージョ。
けれども、あの町が今日の最終目的地ではない。
あの町から、さらにバスを乗り継ぐ。
目指すは、静寂の白い村。
沈黙の音がするといわれる丘の上の村。

11件のコメント

  1. あづま川
    2007年2月18日

    勝負してくれますか、ふふ。

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  2. ERICA
    2007年2月17日

    え! え? 勝負挑まれてます?(笑)

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  3. あづま川
    2007年2月16日

    >とんびさん
    アズレージョは、おそらくはイスラムが起源なのではないかと
    思います。
    ヨーロッパだけではなく、アジア的な要素も感じますよね。
    とはいえ、マカオのアズレージョとはモチーフが微妙に違うので
    機会があったらぜひ本場のを見てください。
    >Kankoさん
    リーディング強化月間ですか。
    そうですねー、ポール・オースターの『The New York Trilogy』はオススメですよ。
    『シティー・オブ・グラス』、『幽霊たち』、『鍵のかかった部屋』という訳書が出ているので、カンニングもできますし(笑)
    最近読んだ中では、ジェフリー・アーチャーの『To Cut A Long Story Short』がよかったです。これも読みやすい短編集ですよ。
    >ERICAさん
    ガーターブルー・・・またわからない色が出てきたのでこっそり調べました(笑
    それにしても、詩情あふれるコメント。
    詩人ぶりにますます磨きがかかってきましたね。
    こっちも負けませんよ~。

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  4. ERICA
    2007年2月16日

    美しいガーターブルーの空に
        アズレージョの白と青・・・
    バスが走り出すと、
       白と青の世界から自然の緑が・・・
        
    ワンクリックで素敵な旅情へのinvitation card を受取った気分です。
    ストーリの続きがあるような写真ですね(笑)

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  5. Kanko
    2007年2月16日

    いつもながら、いい青ですね^^
    この気持ちのいい写真から、綺麗な空気を吸い込んで、
    今日も頑張ります♪
    原文で読む…今月は、reading強化月間なので(笑)
    あづま川さんお勧めの本があったら、今度教えてください。
    出来れば、あまり難しくないものを^^;

    返信
  6. とんび
    2007年2月16日

    アズレージョ、なかなかいいですね。
    マカオで見て惹かれましたが、やはりポルトガルで見てみたい。
    なんか、アズレージョ自体は東洋の香りがしますね。
    書いてある絵は西洋のものであっても。

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  7. あづま川
    2007年2月16日

    >眞紀さん
    二階建てバスの二階最前列に座っていたので、眺めは最高でしたよ。
    『The New York Trilogy』、あの三部作がすべて収められて
    いるから、翻訳版を三冊買うよりお買い得ですよね。
    原文もシンプルで読みやすい、なのに味わい深い。
    ぼくは『City of Glass』が一番かな。

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  8. 三谷眞紀
    2007年2月15日

    すっげえええステキ。田園風景のパースペクティヴ。
    アズレージョは私もマカオでちょっぴり見ましたが、あれっていともたやすく旅情にはまりますよね。
    ぜんぜん関係ないんですが、私はこちらの右の方に出ている、本とか音楽の並んでいるヤツ(なんていうのかわからん)をよく見ているんですが、オースターのThe New York Trilogyがあることに初めて気づきました。
    英語のできない私が必死で読んだ本です。
    「幽霊たち」をどうしても、原語で読んでみたくて。ふふ。

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  9. あづま川
    2007年2月15日

    >ヒョウちゃん
    アライオロスにも行きたかったのですが、今回訪れたのは
    別の村なんです。ここもアクセスはとっても不便なのですが、
    幸運にも、エヴォラ到着後すぐにバスを捕まえることができました。
    次回の旅レポで村の名前はわかると思います。
    >soraさん
    アズレージョは、ポルトガル独特の装飾技法だと思います。
    ポルトガルの支配下にあったマカオで目にしたことはあったのですが、
    本場のを見たのはこれが初めて。深みのある青に感動しました。
    K100購入ですか! おめでとうございます。
    暖かくなるのが楽しみですね。指導などとてもできませんが、
    ぼくでわかることならお答えします。

    返信
  10. sora
    2007年2月14日

    こういうタイル画ってよくあるようで、珍しいですね。モザイクでしたら東方正教会系の文化が入っていそうですが。
    車とバスのタイル画はベルナール・ビュッフェのリトグラフを彷彿させます。
    しかし、いい青ですね。日本だと、コテコテ装飾してしまいそうですが。焼き物なんですかね。マイセンだったりして。
    PS)PENTA K100買いました。ホントはK10でしたが、私にはK100でも手に余りそうなので。。ご指導、よろしくお願いいたします。。

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  11. ヒョウちゃん
    2007年2月14日

    こんにちは。
    アライオロスに行かれたようですね。
    アクセス、不便そうですが。
    僕はアレンテージョでは、エヴォラ以外ではエルヴァスとエストレモスに行きましたが、それでも、交通の要所だったりしますね。
    アライオロスとなると、どん詰まりという感じで。
    何もなさそうですが、車窓などから見ると、小さな村や町などは、途中下車したいところもありますね。

    返信

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