RICOH GR21, KODAK BW400CN
モンサラーシュという村の名を初めて耳にしたのは、雑誌『旅行人』のとある記事を読んだときだった。季刊化第一号(2004年夏号)の特集「家と街を見に行く旅」がそれだ。その特集の座談会の中で、建築家の泉幸甫氏が、建築的に面白い家や街はどこか、という質問を受けて、「僕が一番印象に残ったのはポルトガルのモンサラッシュです」と答えている。
「このモンサラッシュも丘の上にあって、真っ白く塗られていますが、他の山上都市と違うのはごつごつした岩盤の上に建っているんです。……(中略)……永遠に時が流れていく中に人が住んでいるという印象を受けましたね。あの風景を思い出すと、東京のゴチャゴチャしているなかで住んでいるのとは、まったく違う人生があるんだなと感じます。」
(中略)
「モンサラッシュは交通が不便ですよね」
「非常に不便ですねぇ」
交通が不便かとたずねているのは前川健一氏。その前川氏も、「やっぱりポルトガルは面白かった」と言っている。その理由がまたふるっているのだけど、これは書かないでおく。
モンサラーシュのほかにも、この特集の中では、ポルトガルのモンサントという村の「岩の家」が世界のユニークな家として紹介されている。じつはこのモンサントも訪れてみたかった村のひとつだった。けれでも、モンサラーシュと同じようにこの村もアクセスがひどく不便であり、日数不足で泣く泣く断念した。次にポルトガルを訪れる機会があったら、ぜひモンサントにも立ち寄ってみたいと思っている。
2007年4月19日
>ERICAさん
ありがとうございます。
赤砂とベールの舞いに魅せられてきます。
暴走して悪い子になって帰ってきたら
遠慮なくしかってくださいね(笑
>soraさん
「ここに地終わり、海始まる」国ですからね。
この言葉の響きには旅愁をそそられてしまいます。
次は中東です。もうすぐ出発なので、そろそろ国名を明かします・・・。
2007年4月18日
ポルトガルは何故、人を惹きつけるのでしょうね。
「一号線を北上せよ」を読んで改めて思いました。
今度は中東ですか??
いいですねぇ。情報が少ない或いは偏っている国々が多いと思うので是非中東へ!
2007年4月18日
日干し煉瓦の国の風は
赤砂とムスリムのベールが舞・・・魅惑的
タコメーターが振切れるまで楽しんで来てください。
*It's stimulated by your photograh.
ではまたお邪魔します。
2007年4月18日
>ERICAさん
発光と吸光、まさしくそんな感じでした。
暗い石の基礎が白壁をいっそうまばゆくしている印象を受けましたよ。
モンサントもぜひ訪ねてみたいです。
その前に、まずは日干し煉瓦の国へ行ってきます。
2007年4月17日
建築家に「面白い」と言わせた家と街
丘の上 白壁と岩盤
発光と吸光を連想・・・
対色であり類似している町並みは面白そう!
不便な旅ほど駆り立てられものがありそうで・・・
*モンサントの岩を利用した家にも魅了されますね。
2007年4月16日
>HARUさん
モノクロで撮ると白い壁が一段と映えますよ。
このエリアはいずれまたゆっくり訪れてみたいです。
不便なのですが、またそこがいいところでもあるので。
>ヒョウちゃん
そうですね。この丘からはスペインまで見渡せますから。
モンサントもスペイン国境に近いです。
ぼくは逆に、再びアジア・中東にシフトしようと思ってます。
ヨーロッパはユーロ高でもありますしね。
2007年4月14日
ポルトガルには、むしろスペインからの方が近いんじゃないかという田舎の村がありますね。でも、公共の交通機関がないので、結局はポルトガルからアプローチすることになるんですが。
なるほど、白い村にはモノクロか。
でも、2枚目はベルビア100F使っていますね。
ヨーロッパに行きたい度が上がってきています。
誰かさんに触発されたようなので、たぶん、マグレブとセットで。
来週あたり、チケット取ってこようかと画策中です(笑)。
2007年4月13日
“白い村”というのは、白黒写真で撮るとまた映えるんですね。
いつもながら、美しい写真です。
交通が不便な場所に苦労して行って絶景に巡り会えるのは、旅人冥利に尽きます。