ジブラの旧市街へのアプローチは劇的で、印象的だ。ホテルがある集落のはずれから、ワディ(枯れ川)にかかる橋を渡り、石段を上っていく。小高い丘にたどり着くと、背の高い家並みのあいだを延びる石畳の小道を歩いていく。レンガ造りの家は赤茶が基調だが、ときどき真っ白に塗られた壁が出現してハッとさせられる。家々を見上げながらしばらく歩くと、次第に視界が開け、正面の丘を覆う無数の家が目に飛び込んでくる。予想だにしなかった壮観に、思わずおーっと叫び声を上げてしまう。
ひときわ目を引くのが、屹立する2本の不揃いのミナレットだ。一方は真っ白、他方は茶色で装飾が施されていて、形も微妙に異なっている。この奇妙なアンバランスさが、印象度をひときわ高いものにしている。また、押し合いへし合いするように山すそにへばりつく古びた家並みも素晴らしい。どこかヨーロッパの丘の村をイメージさせるたたずまいに、隠れ丘上都市マニア(?)の血が騒ぐ。入り口に立った時点で、古都ジブラが気に入ってしまったのであった。
PENTAX MZ-3, FA77mm Limited, FUJI RVP F ノートリミング
2007年12月25日
>yabaniさん
ジブラの旧市街の眺望は圧巻でした。サナアとはガラリと違った雰囲気があります。
もう1泊したかったのですが、時間もなかったので翌日一気にアデンに向かいました。
気温と湿度の差を劇的に感じました。アデン、暑すぎる・・・。
oink_oinkさん
あしたのジョーですか。巾着リュックですか。
うーむ、妄想におまかせします・・・。
「あづまじっく」、いいですね! さっそく使わせてもらいます。
この女の子の写真、あづまじっく&あづまちっくでしょ。
使い方正しいでしょうか(笑
トルコのモスクはミナレットがたくさんありますよね。
数だけではなく、形も国によって違います。トルコは鉛筆型。
モロッコは角形ですよね。イエメンは何型と言ったらいいのだろう。
このあたりの微妙な違いを探すのも楽しいです。
2007年12月24日
「サナアからジブラへ」もそうなんですが、なんだか「乾いた」感じのする写真で、とても男っぽいというか…
なんか、「あしたのジョー」っぽい(?)かっこよさがある…。
カメラ片手に、あのジョーが持ってる巾着型のリュック?をぶら下げ、褪せたジーンズを履いて旅するあづま川さんが見える…(妄想中…)
でも、2人の女の子ちゃんはあんなにしっとりしていて。
いつもなんであんなにいい表情を引き出せるんですか??
まさに「あづまじっく」!!
微妙に角度の違う建物がにょきにょき丘からはえている様、これ見てみたいなぁ。
この辺りの土の色だと思うのですが、建物が微妙にピンクがかっていているのもと、ペンキ?を塗った白と林立しているのがまたいい感じですね。
私もきっと奇声を上げて(?)感激するだろうなぁ。
モスクに2本ミナレットがあるのって珍しい?と思ってネットで調べたら、トルコには4本もある物もあるんですねぇ…
あづま川さんのblogは発見が多い!
2007年12月24日
ジブラ・・・、味のある町ですよね。一度行ったことはあるんですが、仕事絡みで立ち寄っただけなんですよねぇ。イエメンにいる間に、この辺りの町をプライベートで一通りきちんと観光しておこうと思っています。
2007年12月23日
>とんびさん
ジブラは12世紀前後に王朝の都だった町なので、
斜面にひしめき合う家々にもその名残が感じられます。
車をチャーターすればサナアから1日で往復も可能です。
周辺には見事な棚田もあるので、こちらも必見ですよ。
とくに夏期(8、9月)が美しいようです。
>HARUさん
イエメンの高層建築は独特なので、いつも見上げながら道を歩いてました。
首が痛くなります(笑
このとき行けなかった(残しておいた)地域もあるのでまた訪れないと。
2007年12月22日
空が中東らしいですね。
それに、街並みが異国情緒に溢れている。
行ったことのない国には、やっぱり憧れてしまいます。
2007年12月22日
ジブラもまた、サナアと同じようにレンガの建物で窓が印象的ですが、山の斜面に建っているので、とても壮観です。
おっしゃるように白がまじっているのも、ちょっと違っているし、、
でも、ここまで、足をのばすのは大変そうだなぁ。