最近あちこちのブログで中国の旧正月や長崎のランタン祭りの赤い写真がアップされているので、このブログでも赤ランタンの写真を1枚。
マレーシアの旧都マラッカ。その旧市街のチャイナタウンを貫くジョンカーストリートで撮ったもの。夜になると赤いランタンの列がほのかに輝きだし、伝統的な家並みと、その間を走る通りを幻想的な雰囲気で満たす。
ぼくが訪れたのは旧正月の前だからこんな感じなのだろうと最初は思ったのだけど、マラッカは観光都市だから、旧正月の時期だけではなく一年を通して夜はこのようにランタンが灯されているのかもしれない。そのあたり、はっきりとはわからない。いずれにせよ、旧正月の最中ともなればいっそう多くのランタンが吊され、旧市街は赤く赤く染まるのだろう。
この写真を撮ったあとで、ふと気がついた。同じような写真を、確かちょっと前にどこかで撮ったような気がする……。しばし考えて思い出した。イエメンのサナアの夜景だ。
こちらはランタンじゃなくて裸電球。旧正月じゃなくて結婚式。色も赤ではなく黄色。違いはあれども、構図は似ている。
イエメンとマレーをつなぐものとして、金子光晴とアルチュール・ランボーの両詩人の存在があったことは、何回か前の記事で書いた。それだけじゃなくて、夜の路地の写真でもこうしてつながっていたのだな、なるほどなー、と自分なりに腑に落ちた瞬間でもあった。
2008年2月25日
>vinvivaさん
中国では赤はおめでたい色とされているようですよ。
デパートでニューイヤーのカードがたくさん売られてましたが、すべて真っ赤でした(笑
それにしても、不思議な感覚でした。
この旅でもっとも異国を感じた瞬間かもしれません。
>Kankoさん
マラッカのランタンは本当に真っ赤でした。
人通りもまばらだったので、幻想的な雰囲気を堪能できました。
やはりブルーよりレッドですよね(笑
2008年2月24日
同じランタンでも、所変われば、趣が違いますね^^
蛍光灯の青白い光が苦手な私は、ちょっと薄暗い灯りが好きです。
2008年2月24日
@「井の中の蛙」の私には、刺激的な情景です。
この赤、何を考えて、何を表しているのか、想像がつきません。
しかし、何か感じる。いったい何?
幻想的だ~!
2008年2月24日
>ヒョウちゃん
ジョンカーストリートのランタンはやはり春節ならではの飾り付けなのですね。
ぼくが訪れたときは通りの奥まで赤ランタンが吊されていて、とても幻想的でしたよ。
じつはGRDでも撮っていて、そちらの方がよく写っていたと思うのですが、本体もデータもなくしちゃったので・・・。
ポジで撮るにはきつい暗さでしたが、一応撮っておいてよかったです。
>ananさん
メインサイトのほうも読んでくださったのですね。ありがとうございます。
こちらに書いてくださってけっこうですし、とてもうれしいです。
ぼくはあくまでも旅行者として訪れただけなので、あまり深い話は書けませんでした。
ananさんだったらもっと踏み込んだ体験談をお書きになれるのではと思いますし、読んでみたいです。
バイタクの青年の話は、真実です。バイクの上での、わずか数分の再会劇。
自分でもびっくりしましたし、シェムリアップにまた来てよかったなと思えた瞬間でもありました。
あれからまた数年がたちましたが、彼は今頃何をしているのだろうとたまに想像しています。
2008年2月22日
いまさらで失礼ですが、メインサイトのラオス、カンボジアをゆっくり読みました。ここにこのコメントを書いていいのか、やや躊躇しますが…。
私はビエンチャン、ルアンプラパーンも、ずっと以前に行きました。きっと同じことを見て、考えていたように思うのですが、それを表現する能力に欠けていました。映像的にも、文章的にも。
カンボジアにいたっては、地雷除去に支援するグループに帯同し、何年も繰り返し訪れていました。地雷除去に関しては、特別な状況に踏み込むことが出来、技術はともかく、ややインパクトのある写真を持っているように思います。しかしさすが、沢木耕太郎顔負けの、以前遭遇したバイクタクシーの青年とのコンタクトの記述は、もう白旗を振って降参です。
コノヤロー!チキショウー!!
もう東京下町最大限の、スタンディング・オベイションでございます。
2008年2月22日
スタダイスに通じるあたりは、赤くライトアップされてましたね。
ジョンカー・ストリートですが、やはり春節前だったからじゃないかなあ。
自分の時は、まったくありませんでした。とはいえ、通りの一部だけなのかなあ。記憶がないので、たぶん、春節と関係あると思います。
それにしても、リバーサルで1枚目みたいに、この程度の明るさでシャープに写っているのが、凄い。
自分も、スキャナーの設定をいじくれば、これくらい写っているかなあ。でも、やり方よくわかりません。