トラーパニ滞在二日目の夜は、海岸沿いにあるトラットリア「DEL PORTO」へ。
まずは前菜。ビュッフェ形式になっており、食べたいものを選べる。
続いてクスクス。もともと北アフリカの料理であるが、地理的にチュニジアに近く、チュニジアからの船が入港するトラーパニでは一般的な料理としてサーブされる。そして、これが本家チュニジアのクスクスより洗練されていて美味しいのだ。これまでチュニジアやモロッコで食べたクスクスはいずれもパサパサしていて、いつも半分くらい食べると飽きてしまった。ところが、このクスクスはコクのあるソースをたっぷりかけて食べるのでパサパサ感がない。白身魚とムール貝との相性もよく、ボリュームはあるけれど飽きが来なかった。クスクスという料理に対する認識を新たにさせてくれるとともに、イタリア的味付けの妙に舌を巻いた一品。
そしてデザート。すでにお腹パンパンなのだが、誰もが言うように、デザートは別バラってことで。